「ルーフェン(Loofen)の底から水が漏れている!」
高価な家電だけに、床が濡れているのを発見して「まさか故障!?」「不良品?」と青ざめていませんか?
でも、修理に出すのはちょっと待ってください。
実はルーフェンの水漏れ、故障ではなく「結露」や「使い方の勘違い」が原因であるケースが大半です。
この記事では、メーカーに問い合わせる前に自宅で即座に確認すべき「3つのチェックポイント」と、水漏れ(結露)を未然に防ぐ正しい設置テクニックを解説します。
- 「故障」と「ただの結露」を見分ける決定的な違い
- 水漏れの原因となる「NGな生ごみの入れ方」と「フィルターの落とし穴」
- 床を守り、故障を防ぐための「正しい設置場所」
焦らず原因を特定して、今日からまた安心してルーフェンを使えるようにしましょう!
ルーフェンが水漏れ?焦る前に確認したい3つの原因と対処法
「ルーフェンの底から水が出ている!」と気づいても、すぐに故障と決めつける必要はありません。
実は、その水漏れの多くは「故障」ではなく、使い方や環境による「結露」や「水分の許容量オーバー」が原因です。
- 1. 生ごみの「水切り」は十分ですか?(水分の入れすぎ)
- 2. バスケットの底に「網(メッシュ)」はセットされていますか?
- 3. フィルターのシールは剥がしましたか?(通気不良による結露)
修理に出す前に、まずはご自宅で確認できる3つのチェックポイントを試してみてください。
1. 生ごみの「水切り」は十分ですか?(水分の入れすぎ)
最も多い原因は、投入する生ごみの水分量が多すぎることです。
ルーフェンは温風で水分を蒸発させますが、一度に蒸発できる量には限界があります。
取扱説明書にも「生ごみの水気を十分にきります」と記載されている通り、びしょ濡れの状態や、汁気の多いものをそのまま入れると、蒸発が追いつかず、庫内に水が溜まって漏れ出すことがあります。
- 投入前に、三角コーナーなどでギュッと水を絞る
- スイカの皮など水分が多いものは、細かく切って断面積を増やす
- 一度に大量の水分を含むゴミを入れない
「軽く絞ってから入れる」を徹底するだけで、解決するケースがほとんどです。
2. バスケットの底に「網(メッシュ)」はセットされていますか?
これは意外な盲点ですが、バスケットのセット状態を確認してください。
ルーフェンは「空気循環」によって乾燥させるため、空気の通り道を確保することが重要です。
もしバスケットカバー(ネット)を使わずに、粘度の高いゴミがバスケットの底の網目を塞いでしまうと、空気の流れが悪くなり、乾燥効率が落ちて結露が発生しやすくなります。
- バスケットの底がゴミで目詰まりしていないか確認する
- 空気の通り道を確保するため、バスケットカバー(専用ネット)の使用を推奨
- 底に新聞紙などを敷くのは、通気を妨げるため逆効果になる場合がある
正しい空気の流れを作ることが、余分な水分を排出する鍵となります。
3. フィルターのシールは剥がしましたか?(通気不良による結露)
購入直後やフィルター交換後に水漏れが発生した場合、フィルターのシールが原因の可能性が高いです。
活性炭フィルターの上下には、使用開始前に剥がすべきシールが貼られています。
フィルターのシールを剥がし忘れてセットしてしまうと、湿気の逃げ場がなくなり、庫内に充満した水蒸気が冷やされて大量の水滴(結露)となり、本体の隙間から漏れ出します。
- フィルターケースを取り出し、上下のシールが剥がされているか確認する
- シールを剥がさないと、乾燥しないだけでなく故障の原因にもなる
- フィルターの向き(上部を上に)が正しいかも合わせて確認する
これは取扱説明書でも警告されている重要なポイントですので、必ずチェックしてください。
水漏れではなく「結露」かも?ルーフェンの底が濡れるメカニズム
「本体の底が濡れている」という現象の多くは、タンクからの水漏れ(ルーフェンには水タンクはありません)ではなく、結露ある可能性が高いです。
- 温風乾燥式特有の「結露」が発生する条件
- 設置場所の温度差や湿度による影響
- 故障ではなく「仕様」の範囲内であるケースとは?
なぜ水が出るのか、その仕組みを知れば怖くありません。
温風乾燥式特有の「結露」が発生する条件
ルーフェンは、生ごみに含まれる水分を温風で「水蒸気」に変えて、空気中に放出することで乾燥させます。
しかし、冬場の窓ガラスが濡れるのと同じ原理で、温かい水蒸気が冷たい空気に触れたり、排出が追いつかなくなったりすると、再び「水滴」に戻ってしまいます。
- 庫内の湿度が高すぎる時(水分の多いゴミを大量に入れた時)
- 排気口付近の空気が冷やされた時
この冷やされた水蒸気が水滴となり、本体の底や排気口周辺に付着することで、「水漏れ」のように見えることがあります。
設置場所の温度差や湿度による影響
設置環境も大きく影響します。
特に冬場や、寒暖差の激しい場所(窓際や勝手口の近くなど)に設置している場合、結露が発生しやすくなります。
- 寒い場所: 排出された水蒸気がすぐに冷やされ、本体周辺が濡れやすくなります。
- 湿度の高い場所: 水蒸気が逃げにくく、結露の原因になります。
また、壁にピッタリくっつけて設置していると、湿気の逃げ場がなくなり、壁や本体裏が濡れる原因になります。
故障ではなく「仕様」の範囲内であるケースとは?
取扱説明書の「クリーニング関連」の項目にも、「ケースに水が溜まったり、臭いが発生することがある」と記載されています。
つまり、条件によっては水滴が発生すること自体は製品の仕様上、起こり得ることであり、直ちに故障ではありません。
ただし、床が水浸しになるほどの量は異常ですので、使い方の見直しが必要です。
むしろ、この水滴はルーフェンが強力な「空気循環システム」で、生ごみからしっかりと水分を抜き取っている証拠でもあります。
- 少量の水滴が底に付着している程度なら正常範囲
- 使用後に拭き取れば問題ありません
生ごみを腐らせる最大の原因である「水分」をここまで排出できているからこそ、あの嫌な臭いが消え、パリパリに乾燥させることができるのです。
ルーフェンの水漏れ・結露を未然に防ぐ!正しい使い方と設置テクニック
結露や水漏れを防ぎ、快適に使うためには、「水分を減らす」と「通気を良くする」の2点が鉄則です。
- 生ごみは「軽く絞って」から投入するのが鉄則
- 壁から離して設置!通気性を確保して湿気を逃がす
- 不安な場合は「専用マット」やトレーを敷くのがおすすめ
これらを実践するだけで、トラブルのほとんどは解消します。
生ごみは「軽く絞って」から投入するのが鉄則
取扱説明書の「使用方法」の最初の手順は、「1. 生ごみの水気を十分にきります。」です。
ここが最も重要です。
- 三角コーナーで水を切るだけでなく、最後に手で「ギュッ」と絞る
- 汁気の多いもの(スープの残り、果物の汁など)は流してから入れる
- スイカの皮などは細かく切って乾燥しやすくする
投入する水分量を減らせば、発生する水蒸気も減り、結露や水漏れのリスクは劇的に下がります。
壁から離して設置!通気性を確保して湿気を逃がす
ルーフェンは背面上部から湿った空気を排出します。
壁や家具に密着させて設置すると、排気がスムーズに行われず、湿気がこもって結露します。
- 壁から「10cm以上」離して設置する
- 棚の中に設置する場合は、十分な空間があるか確認する
- 本体の上に物を置かない(排気を妨げない)
風通しを良くすることは、乾燥効率を上げ、電気代を抑えることにも繋がります。
不安な場合は「専用マット」やトレーを敷くのがおすすめ
どうしても結露が心配な場合や、無垢材の床など水に弱い場所に置く場合は、物理的な対策を行いましょう。
- ルーフェン専用マット(付属品または別売り)を使用する
- 市販のキッチントレーや珪藻土マットを敷く
これらを敷いておけば、万が一水滴が落ちても床を傷める心配がなく、精神的にも安心して使い続けられます。
それでもルーフェンの水漏れが直らない場合は?メーカー保証と問い合わせ窓口
上記に注意しても、「水がジャバジャバ漏れてくる」「電源が入らない」といった場合は、内部の故障が疑われます。
- 明らかに異常な水漏れ(本体内部からの漏水)の確認方法
- 公式サイト購入なら「1年保証」の対象になる可能性
- サポートへの問い合わせ手順と必要な情報
正しい手順でメーカーに相談しましょう。
明らかに異常な水漏れ(本体内部からの漏水)の確認方法
以下のような症状がある場合は、結露ではなく故障の可能性があります。
- 乾燥していない(生ごみが生のまま)のに水が出る
- 本体の底のネジ穴や継ぎ目から水が滴っている
- 異常な音や焦げ臭いにおいがする
この場合は、直ちに電源プラグを抜き、使用を中止してください。
公式サイト購入なら「1年保証」の対象になる可能性
ルーフェンには通常「1年間のメーカー保証」が付いています。
正常な使用方法(シールを剥がす、水を切るなど)を守っていたにも関わらず故障した場合は、無償修理や交換の対象になる可能性があります。
- 保証書(取扱説明書裏面など)を用意する
- 購入日がわかるメールや領収書を用意する
サポートへの問い合わせ手順と必要な情報
問い合わせは、販売店ではなく公式サイトのサポート窓口へ行います。
- 公式サイト(loofen.jp)の「お問い合わせ」フォーム、またはLINEサポート
- 症状(水漏れの箇所、量、頻度)を具体的に伝える
- 可能であれば、水漏れ箇所の写真を撮っておくとスムーズです
自己判断で分解や修理をしようとすると、保証対象外になるため絶対にやめましょう。
ここが「公式サイト」で購入する最大のメリットです。
ルーフェンは海外製品ですが、日本国内の正規代理店(株式会社ALPACA)がしっかりサポート体制を整えています。「1年間のメーカー保証」や「LINEでの迅速なサポート」があるため、万が一の故障時も安心です。 (※メルカリや非正規店での購入品はサポート対象外となることが多いため注意が必要です)
ルーフェンの水漏れに関するよくあるQ&A
最後に、水漏れに関連してよくある疑問にお答えします。
水漏れと一緒に変な臭いもするのですが、故障ですか?
フィルターの寿命か、内部の汚れが原因の可能性があります。
水漏れ(結露)した水は、生ごみの臭い成分を含んでいるため、臭うことがあります。
また、庫内に汚れが溜まっていると、水滴と混ざって悪臭の原因になります。
- バスケットを取り出して、本体内部を拭き掃除する
- 活性炭フィルターを新しいものに交換する
これらを行っても改善しない場合は、サポートへ連絡してください。
活性炭フィルターが湿って濡れているのは異常ですか?
ある程度は正常ですが、濡れすぎている場合は交換が必要です。
フィルターは水分と臭いを吸着するため、使用中は湿り気を帯びます。
しかし、水が滴るほど濡れてしまっている場合は、吸着能力が限界(寿命)を超えているか、生ごみの水分量が多すぎた可能性があります。
一度濡れてしまったフィルターは性能が落ちるため、交換をおすすめします。
フローリングに直置きしても大丈夫ですか?
結露のリスクを考えると、何か敷くことを強くおすすめします。
基本的には直置き可能ですが、冬場などは床との温度差で結露しやすくなります。
長時間濡れたままにすると、フローリングの変色やカビの原因になるため、専用マットやトレー、あるいはタオルなどを敷いて対策するのが安心です。
まとめ:ルーフェンの水漏れは「水分量」と「通気」の見直しで解決できる
ルーフェンの水漏れトラブルは、そのほとんどが故障ではなく、使い方の工夫で解決できます。
- 【原因】多くは故障ではなく「結露」や「水分の入れすぎ」。
- 【対策1】生ごみは必ず「軽く絞って」から入れる。
- 【対策2】フィルターの「シール」を剥がし、壁から離して「通気」を確保する。
- 【対策3】床を守るために「マット」やトレーを敷く。
これらを確認しても改善しない場合や、明らかに内部から水が漏れている場合は、迷わず公式サポートに連絡して、1年保証の相談をしましょう。
正しく使えば、ルーフェンは生ごみの悩みを消してくれる頼もしいパートナーです。まずは今夜の生ごみの「水切り」から見直してみてください。
水漏れ(結露)は、設置場所や水分量を少し気をつけるだけで防げます。
一度コツを掴めば、あとは「電源入れっぱなし」で「いつでもポイっと捨てるだけ」。
この「ズボラに使える快適さ」は、他の生ごみ処理機では味わえません。
ぜひ正しい対策をして、ストレスフリーな生ごみゼロ生活を続けてください。
