ルーフェン(Loofen)とパリパリキュー、生ごみ処理機の二大巨頭を前に「どっちが自分に合ってるの?」と本気で悩んでいませんか?
「いつでも投入OK」のルーフェンと、「定番・高コスパ」のパリパリキューは、どちらも人気の乾燥式ですが、実は「使い方」、「投入できるゴミ」、「静音性」が全く違います。
この記事では、両者の決定的な違いを、初期費用から電気代・フィルター代まで含めた「年間総コスト」、そして「使い方」の観点から徹底的に比較検証します。
この記事を読めば、あなたのライフスタイルに本当に合う一台、つまり「仕分け不要のルーフェン」か「静音・高コスパのパリパリキューPCL-35」か、明確な答えが出ます。
【この記事でわかること】
- 「いつでも投入OK」のルーフェン vs 「都度処理」のパリパリキュー、使い方の決定的な違い
- 「骨・貝殻OK」のルーフェンと「NG」のパリパリキューという重要ルール
- 年間総コストと静音性の徹底比較
「こっちにしておけば良かった…」と後悔する前に、あなたの最適解をここで見つけてください!
【結論】ルーフェンとパリパリキューはどっちがおすすめ?
結論から言うと、あなたの「生ごみ処理」に対するスタンス(使い方)によって、選ぶべきモデルは全く異なります。
まずは、この2大モデルの「どちらがあなたのライフスタイルに合うか」を、それぞれの特徴から見ていきましょう。
「ゴミ箱」感覚で“ズボラ”したい人はルーフェン
ルーフェン(Loofen)は、「常に電源ON」「いつでも追加投入OK」なのが最大の特徴です。
これは、特許取得の「電力調整AI」が、庫内のゴミの量を自動で検知・制御してくれるためです。
「処理する」という意識的なタスクが不要で、まさに「常設のゴミ箱」として設計されています。
- 電源は「入れっぱなし」が基本(AIが自動で省エネの送風モードに切り替え)
- 料理中や乾燥運転中でも「いつでも追加投入」が可能
- AIが自動で乾燥時間やパワーを調整してくれる
面倒な操作やゴミの仕分け(骨や貝殻もOK)が嫌いで、とにかくズボラに、無意識に生ごみを処理したい方にはルーフェンが最適です。
「都度しっかり」乾燥・粉砕したい人はパリパリキュー
一方、パリパリキュー(島産業)は「家電(処理機)」としての設計思想が強いモデルです。
三角コーナーの生ごみが溜まったら、それをバスケットに移し、手動で「スタートボタン」を押して乾燥処理を開始する「バッチ処理型」です。
ルーフェンのように、運転中に追加投入することは推奨されません。
- 生ごみが溜まったら「都度スイッチON」する使い方
- PPC-11/PPC-51は「かくはん羽根」による粉砕機能があり、減容率が高い
- 運転が完了するまで次のゴミは追加できない
「運転している実感」が欲しい方や、PPC-11/PPC-51の粉砕機能(パリパリ感)に魅力を感じる方には、パリパリキューが向いています。
【比較表】ルーフェン vs パリパリキューの主な違い
両者の主な違いを比較表にまとめました。
パリパリキューは代表として、売れ筋No.1の「パリパリキュー(PPC-11)」と、少人数向けの「パリパリキューライト(PCL-35)」を比較対象とします。
| 比較項目 | ルーフェン SLW01 | パリパリキュー(PPC-11) | パリパリキューライト(PCL-35) |
| 使い方 | AI自動制御(常時投入OK) | 手動スタート(バッチ処理) | 手動スタート(バッチ処理) |
|---|---|---|---|
| 粉砕機能 | なし(乾燥のみ) | あり(かくはん羽根) | なし(乾燥のみ) |
| 骨・貝殻 | ◎ OK(乾燥されるだけ) | ✕ NG(故障の原因) | ✕ NG(故障の原因) |
| 生ごみの減量率 | 約77%(公式) | 約80%(粉砕あり) | 約80%(公式) |
| 消費電力 | 最大130W(AI制御) | 300W | 150W |
| 運転音 | 約40.7dB(実測値) | 約36dB(公式) | 約36dB(公式) |
| 脱臭性能 | 活性炭+ゼオライトボール | 高性能活性炭 | 高性能活性炭 |
| お手入れ | 専用カバー(有料)推奨(本体洗浄頻度 低) | 都度丸洗い推奨(カバーなし) | 都度丸洗い推奨(カバーなし) |
| フィルター代(1回) | 約2,937円 (※1) | 約2,600~2,840円 | 約2,145円 |
| 年間TCO (※2) | 約14,011円 | 約22,560円(最も高い) | 約13,455円(最安) |
| 想定世帯 | 1~5人 | 1~5人 | 1~3人 |
| 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
※1) ルーフェンのフィルター代は、最新の公式情報(2025年11月)に基づき、最も安価な「定期購入」の場合(2,937円・税込)を記載しています。
(※2) 年間TCO(総所有コスト)は、本文の試算(週5回使用・フィルター年3回交換)に基づいた、電気代+フィルター代の目安です。
【性能で比較】ルーフェンとパリパリキューの「使い方」と「機能」の違い
この2モデルの最も大きな違いは、「使い方(操作性)」と「処理できるゴミの種類」にあります。
- 最大の違い:ルーフェンは「常時投入OK(AI自動制御)」
- パリパリキューは「都度処理のバッチ式(手動スタート)」
- 【重要】「入れてはいけないもの」の違い(骨・貝殻は?)
- 処理方式と減量率の比較
どちらがあなたのライフスタイルに合うか、機能の違いを詳しく見ていきましょう。
最大の違い:ルーフェンは「常時投入OK(AI自動制御)」
ルーフェン(Loofen)の最大の特徴は、AI制御による「常時投入(いつでも追加)OK」な点です。
これは「常設のゴミ箱」という設計思想に基づいています。
電源は常に入れっぱなしで、生ごみが出たら、たとえ乾燥運転中であってもフタを開けて「いつでも追加投入」が可能です。
- 特許取得の「電力調整AI」が、庫内のゴミの量を自動で検知・制御します。
- 追加された生ごみをAIが検知し、乾燥時間やパワーを自動で再調整してくれます。
- 「処理する」という意識的なタスクが不要で、無意識に使えるのが強みです。
ズボラな方や、料理中に何度も生ごみが出る方には、この「いつでも投入OK」機能が非常に便利です。
パリパリキューは「都度処理のバッチ式(手動スタート)」
一方、パリパリキュー(島産業)は「家電(処理機)」としての設計思想が強いモデルです。
三角コーナーの生ごみがいっぱいになったら、それをバスケットに移し、手動で「スタートボタン」を押して乾燥処理を開始します。
これは「バッチ処理型」と呼ばれ、一度運転が始まったら、完了するまで次の生ごみは追加できません。
- 生ごみが溜まったら「都度スイッチON」する使い方です。
- 運転が完了するまで(PPC-11で標準モード5~9時間)、次の生ごみは追加できません。
- 「今すぐこのゴミも処理したい」という場合には、次のバッチまで待つ必要があります。
運転している実感が欲しい方や、生ごみを溜めてから一気に処理するスタイルの方には、パリパリキューが向いています。
【重要】「入れてはいけないもの」の違い(骨・貝殻は?)
この違いは、モデル選びにおいて非常に重要です。
結論から言うと、「ゴミの仕分けが面倒」な方はルーフェン一択となります。
| 比較対象 | ルーフェン SLW01 | パリパリキュー PPC-11 / PCL-35 |
| 鶏などの骨 | ◎ OK(乾燥される) | ✕ NG(故障の原因) |
|---|---|---|
| 貝殻(あさり等) | ◎ OK(乾燥される) | ✕ NG(故障の原因) |
| 果物の固い種 | ◎ OK(乾燥される) | ✕ NG(故障の原因) |
- 【ルーフェン】
- 粉砕機能(刃)がない純粋な「乾燥式」のため、骨(鶏ガラなど)、貝殻、果物の固い種(梅干し、アボカド)も、仕分け不要でそのまま投入できます。
- (※単に乾燥されるだけで、粉々にはなりません)
- 【パリパリキュー】
- かくはん羽根(PPC-11)や内部の機構を破損させる原因となるため、固い骨、貝殻、大きな種(梅干し、桃など)は投入が禁止されています。
- 投入前に「ゴミの仕分け」が必須となります。
処理方式と減量率の比較
減量率は、粉砕機能(かくはん羽根)を持つパリパリキューのスタンダードモデル(PPC-11)が優れています。
- ルーフェン: 「乾燥式」。生ごみ77%減。
- パリパリキュー ( PPC-11): 「乾燥+粉砕(かくはん)式」。生ごみ80%減。かくはん羽根で粉砕しながら乾燥させるため、より細かく、減容率が高くなる傾向があります。
- パリパリキューライト ( PCL-35): 「乾燥式」。ルーフェン同様、粉砕機能はありません。
パリパリ感や、より細かく処理したい場合は「パリパリキューPPC-11」が、仕分けの手間をなくしたいなら「ルーフェン」がおすすめです。
【コストで比較】ルーフェン vs パリパリキュー「本体価格」と「ランニングコスト」
購入時の「本体価格」だけでなく、長期的な「ランニングコスト(電気代+フィルター代)」=総所有コストで比較することが重要です。
- 初期費用(本体価格)の比較
- 1. 電気代の比較(ルーフェンはAI省エネ vs パリパリキューは消費電力高め)
- 2. フィルター代(ランニングコスト)の徹底比較
- 【TCO】年間総所有コストはどっちが安い?
初期費用はパリパリキューが安いですが、年間総所有コストで見ると逆転する可能性もあります。
初期費用(本体価格)の比較
パリパリキューは、世帯人数や予算に合わせて選べる「3層の製品ラインナップ」があるのが特徴です。
- ルーフェン SLW01 (1-5人):約5.7万~7万円
- (※LINEクーポン適用~定価)
- パリパリキューライト PCL-35 (1-3人):約2万円台前半
- パリパリキュー PPC-11 (1-5人):約2.8万~3.4万円
- パリパリキュー PPC-51 (1-5人):約6.7万~7.7万円
初期費用だけを見れば、1~3人世帯なら「パリパリキューライト(PCL-35)」、1~5人世帯なら「パリパリキュー(PPC-11)」が、ルーフェンよりも圧倒的に安価です。
1. 電気代の比較(ルーフェンはAI省エネ vs パリパリキューは消費電力高め)
1回あたりの電気代は、消費電力が低い「ルーフェン」や「PCL-35」が有利です。
- ルーフェン SLW01: 最大130W(AI制御)。1日(8時間運転として)約20円。
- パリパリキューライト(PCL-35): 150W。1回(標準モード)約27円。
- パリパリキュー(PPC-11): 300W。1回(標準モード)約54円。
(※1kWh=31円で計算。電気代はPPC-11が最も高いです)
ランニングコスト(電気代)を最重視するなら、「パリパリキュー(PPC-11)」は消費電力がルーフェンの2倍以上かかる点に注意が必要です。
2. フィルター代(ランニングコスト)の徹底比較
これが「隠れたコスト」です。
両者とも「活性炭脱臭フィルター」の定期交換(4~9ヶ月目安)が必要です。
- ルーフェン: 1回(2本)約2,937円
- パリパリキューライト(PCL-35): 1回(1個)約2,145円
- パリパリキュー(PPC-11): 1回(1個)約2,600円~2,840円
1回あたりのフィルターコストは「パリパリキューライト(PCL-35)」が最も安く、「ルーフェン」は「PPC-11」よりもわずかに高い結果となっています。
【TCO】年間総所有コストはどっちが安い?
仮に「4ヶ月ごと(年3回)」フィルター交換し、「週5回」使用した場合の「年間ランニングコスト(電気代+フィルター代)」を試算します。
| モデル | 年間電気代 (目安) | 年間フィルター代 (年3回) | 年間TCO (ランニングコスト) |
| ルーフェン SLW01 | 約5,200円 (※1) | 約8,811円 | 約14,011円 |
|---|---|---|---|
| パリパリキューライト(PCL-35) | 約7,020円 | 約6,435円 | 約13,455円 |
| パリパリキュー(PPC-11) | 約14,040円 | 約8,520円 (※2) | 約22,560円 |
(※1) 20円×5日×52週 / (※2) 2,840円×3回
TCO(ランニングコスト)で見ると、「PPC-11」は電気代が高く、最も高額になります。
「ルーフェン」と「パリパリキューライト(PCL-35)」は非常に効率的で、コストも近接していますが、「パリパリキューライト」がわずかに安いという結果になりました。
【快適性で比較】ルーフェンとパリパリキューの「運転音」と「脱臭性能」
毎日使うものだからこそ、静音性やお手入れのしやすさも重要な比較ポイントです。
- 運転音(静音性)の比較!寝室の近くでも使えるのは?
- 脱臭性能の比較(ルーフェン:活性炭+ゼオライト vs パリパリキュー:活性炭)
- お手入れ(メンテナンス)のしやすさ
この比較では、静音性でパリパリキューに軍配が上がります。
運転音(静音性)の比較!寝室の近くでも使えるのは?
静音性では「パリパリキュー」が明らかに優れています。
- パリパリキュー PCL-35 / PPC-11:約36dB
- これは「図書館の中」や「ささやき声」に相当し、極めて静かです。
- 深夜電力を利用して夜間に運転するのにも最適です。
- ルーフェン SLW01:約40.7dB
- これも十分に静かですが、36dBと比較すると、体感できる差が出る可能性があります。
「音に敏感」で、LDKと寝室が近い間取りの方は、パリパリキューの36dBは大きな魅力です。
脱臭性能の比較(ルーフェン:活性炭+ゼオライト vs パリパリキュー:活性炭)
両モデルとも、強力な「活性炭脱臭フィルター」を搭載しており、脱臭性能は非常に高いレベルにあります。
- ルーフェン: 「活性炭+ゼオライトボール」のハイブリッドフィルター。
- アンモニア(腐敗臭)の除去に優れています。
- ただし、魚の内臓など特定の強い臭いはNGとされています。
- パリパリキュー: 独自の高性能活性炭フィルター。
- こちらも魚の臭いなどは、フィルターの寿命を早める原因となります。
どちらも「魚の内臓」など強烈な臭いには限界があり、性能はほぼ互角と言えます。
お手入れ(メンテナンス)のしやすさ
お手入れのしやすさは、思想が異なります。
- ルーフェン: 「専用バスケットカバー」(有料の消耗品)の使用が推奨されています。
- 乾燥後はカバーごとゴミを捨てるため、バスケット本体の丸洗い頻度を下げることができます。
- パリパリキュー: バスケットを「都度丸洗い」する運用が基本です。
- (PPC-11はかくはん羽根もあり、やや構造が複雑です)
- カバーという追加コストは発生しませんが、清掃の手間はルーフェンよりかかります。
「消耗品代(カバー代)」を払ってでも手間を減らしたいならルーフェン、「自分で洗う」方が気楽ならパリパリキューがおすすめです。
ルーフェンとパリパリキューの比較に関するQ&A
骨や貝殻を捨てたいんですが、どっちが良いですか?
間違いなく「ルーフェン」です。
パリパリキュー(PPC-11, PCL-35)は、固い骨や貝殻は「入れてはいけないもの」に指定されており、故障の原因となります。
ルーフェンは粉砕しないため、そのまま投入OKです。
1~2人暮らしに最適なモデルはどれですか?
「パリパリキューライト PCL-35」が最適です。
1~3人用設計で、本体価格が約2万円台と最も安価です。
消費電力(150W)、運転音(36dB)、フィルター代(約2,145円/回)の全てが、全モデルの中で最も優れており、コストパフォーマンスが最強です。
結局、どっちがおすすめですか?
A. 「ゴミの仕分け」が面倒ならルーフェン、静音性とコスト(1-3人世帯)ならパリパリキューライト PCL-35です。
- 【ルーフェン】がおすすめな人:
- ズボラな方(AI自動制御・電源入れっぱなし)
- 骨や貝殻も仕分けずに捨てたい方
- 初期費用(クーポンで約5.7万円)を許容できる方
- 【パリパリキューライト PCL-35】がおすすめな人:
- 1~3人世帯の方
- 静音性(36dB)とランニングコスト(TCO最安)を最重視する方
- 初期費用(約2万円台)を抑えたい方
- 【パリパリキュー PPC-11】がおすすめな人:
- 粉砕機能が絶対に欲しい方
- 初期費用(約3万円台)を抑えたい方
- TCO(年間約2.2万円)が最も高額になることを許容できる方
まとめ:あなたのライフスタイルに合うのは「ルーフェン」?「パリパリキュー」?
ルーフェンとパリパリキューの比較、いかがでしたでしょうか。
どちらも優れた製品ですが、設計思想が全く異なります。
【ルーフェン】
- 「AI搭載のゴミ箱」
- メリット: いつでも投入OK、骨・貝殻もOK(仕分け不要)、AI自動制御
- デメリット: 初期費用が高い(約5.7万円~)、運転音が40.7dB(パリパリキューより大きい)
【パリパリキューライト (PCL-35)】
- 「小型・静音・高コスパな処理機」
- メリット: 初期費用が安い(約2万円台)、TCOが最安、最強の静音性(36dB)
- デメリット: 都度処理(バッチ式)、骨・貝殻NG(仕分け必要)、1-3人用
【パリパリキュー (PPC-11)】
- 「粉砕機能付きの定番処理機」
- メリット: 初期費用が安い(約3万円台)、粉砕機能あり
- デメリット: TCOが最も高い(電気代300W)、都度処理、骨・貝殻NG
「仕分けの手間」をなくし、AIに全てお任かせしたいならルーフェンを。
「初期費用と静音性」を最重視し、仕分けの手間を許容できるならパリパリキューライト(PCL-35)を。
あなたのライフスタイルに合う一台を見つけて、生ごみストレスのない快適な生活を手に入れてください。
